院長ブログ

2012.01.15

心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば。。。

100分de名著ってご存じですか?

NHK教育テレビで、名著を25分*4週=100分で解説してくれる番組です。

“なんか難しそう”という先入観をもって読むのに躊躇されているような名著を

わかりやすく解説してくれる番組です。

今月の名著は、このブログのタイトルにも使わせていただいている“徒然草”です。

この本は高校の古典の教科書として出会ったのですが、

当時は受験勉強としてのそれなので、

深く味わうこともなく、ただただ古典の問題として読んでおりました。

大人になってから読んでみると、日常に起こったことを自分の切り口で論じている中に、

時代が変わっても生きていくうえで変わらないことがちりばめられている“名著”だと思いました。

最近こころするのは“あやまちは安き所に成りて、必ず仕る事に候ふ”という一文で、

“失敗は気が緩んだ時にこそ起こるもの”という意味です。

最後の詰めが甘かったり、物事を簡単に考えたりすると

後で必ずといっていいほど痛い目に遭った経験はないでしょうか?

さて番組はあと2回、どんな名言に気づかされるか、楽しみです。

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