院長ブログ

2013.02.27

如月の終りに

如月(きさらぎ)は2月の別名で、私にとっては特別な月となっています。

特別な理由はこの病院が生まれた月であることです。

うちのスタッフにとっては、花粉症が始まった月として特別であるかもしれません。

私も20年来の花粉症で、最初の症状が出たとき=認めたくない時期、

やっぱり我慢できない=薬にすがる時期、

もうあきらめ=自分を実験にして効き目を試してみたりする。

そんな境地に達しています。そこで、今日も勉強会へと出かけて来ました。

内科の先生も多かったので、わかりやすい内容でした。

すこし雑学として、今考えられているアレルギーの原因について話してくださいました。

私も外来で"遺伝と環境”と説明するのですが、

どういう環境ではアレルギーが少ないのか?と検討したところ、

乳児期に汚い環境で育つほどアレルギーの病気になりにくい=衛生仮説

ということが判明しているようです。もっと具体的に説明すると。。。

失業者の家庭など収入が低く、ペットを2匹以上飼っていたり、牛や馬など家畜に囲まれていたり、

兄弟の中でも特に兄の数が多い(姉はあまり関係ないようです)そんな環境で、

赤ちゃん時代を過ごすとアレルギーにはなりにくい免疫状態になるということでした。(現在の説)

なんでしょう。コレを聞いて、親に感謝しました。

花粉症になるような環境で育ててくれてありがとう!と。