院長ブログ

2015.06.28

危機と克服

今週は26日(金)をお休みにして浜松で開かれている学会に参加してきました。

ちょうど1年前は盛岡で行われていた学会です。

会場は8時から開いているので(早いでしょ?)ポスター展示へ直行。

自分だったらどうするか?自分が体験しなかった珍しい症例はメモメモと。

相変わらず勉強になる学会です。ちなみに来年は。。。”鹿児島”です。

中心となる討論会の議題は「耳鼻咽喉科と危機管理」

炎上だのクレーム社会だの言われているので、なんとなく理解してもらえると思うのですが、

医療界でもモンスターペイシェントやハードクレイマーが引き起こすトラブルが

増加し、悪質化しています。このクレームに心が疲弊したスタッフ(看護師、医師も含む)が

職場を離れることが医療崩壊を進めている原因の一つといわれています。

10年前にはきっと候補にも上らない討論会の議題だったでしょう。

時代は変わりました。普通の人たちの寛容さが失われ、損をしないぞ!

自己責任なら自己防衛!という意識なのでしょう。

時代が変わっても、人ができることは倍に増えたりしません。

トラブルのもとになるであろう土曜日のように込み合う日は

私とスタッフにも限界がありますので、これからも受診を制限すると思います。

さて、もう一つの危機は診療が長引く土曜日のスタッフの血糖値。

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克服のために、浜松のキルフェボンでお土産を。

もちろん浜松餃子もつけたので、甘いのから塩っぽいのまで味覚の人生航路でした。