院長ブログ

2015.09.23

資源

資源と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?石油?水?

当院は今年4月にスタッフが一人辞めましたので、その前の2月から常勤の事務職を募集していました。

5年前に開業した時には数十通も応募がありましたが、今回はそうはいかず、応募自体がまったくない時期もありました。

7月までの約半年は人を探し続けて、少子化、人手不足、

それまでニュースから聞いてはいてもどこか他人事だった現実を、自分が実感する日々でした。

人手不足で今のスタッフに思い負担がかかり、悪循環で辞めて行ったらどうしよう、

病院を続けていけなくなるかもしれない。という恐怖と不安に苛まれていました。

日頃は“自分の力が及ばないところは考えない”ように努力しているつもりなのですが。

幸いなことが2つおこりました。1つは年間を通じ患者数が減る時期だったこと、

それなりに忙しくても、時間通りに終れる時期だったので大きな負担をスタッフにかけずに済みました。

2つ目は新卒予定の子が実習を終え、当院での勤務を希望してくれたことです。

この秋から学校と掛け持ちのアルバイトで働いてもらって、4月に新採用の予定です。

2人の新卒の若い風が入る予定で、今いるスタッフも嬉しそう。

何より、実習の時にスタッフの方から、一緒に働けたらいいだろうな。という意見があったことは3つ目の幸いでしょうか?

なんとか忙しい季節にスタッフは間に合いそうです。けれど、このような過程で“人材こそ資源”という考えに至りました。

限りある(静岡県東部では枯渇しつつある)資源をどう利用するかを意識しながらこれから診療をしていこうと思っています。

さて今年のインフルエンザ予約ですが、受付でのみ受け付けることにしました。

病院に来ないと予約できなくて、昨年より不便になりご迷惑をおかけして申し訳ないと思っています。