院長ブログ
2016.02.14
ドーパミン
2/11が祝日で、片雲の風に誘われたわけではないけれど、都内で一泊過ごすことにしました。
目的はズバリ”ヨガ”。
いつもは帰宅してDVDを流しながら、あれやこれやと自己流でやってましたが、
静かに、集中してヨガの先生に教わりたい!と思ったのです。
自分へのご褒美?
実は人間の脳にはわざわざご褒美を与えなくても、報酬系と呼ばれる快楽に関与する回路があります。
目的を達成したり褒められたり何か良いことが起こると、
そこでドーパミンという物質が産生され回路に伝わることで幸せを感じるという仕組みになっているんですね。
もちろんドーパミンを回収したり、産生を抑制したりとブレーキ機能も備わっています。
麻薬はこのドーパミンを出しっぱなしにしたり、ブレーキを効かせないようにする物質なのです。
つまり脳が変わってしまうのです。
理性は言うに及ばず、本能(食欲、睡眠欲)ですらその快楽への欲求に勝てない恐ろしい薬です。
話はそれてしまいましたが、ホテルのエントランスでドーパミン。
ヨガを先生と一緒にやってドーパミン。ついでにホテルのプールで泳いでドーパミン。
でも休み明けの、花粉症の混雑を想像してドーパミンは素早く回収。
自分へのご褒美の依存症に、私はなれないね。
最後に2/11はこのブログで毎年ふれている”ホイットニーヒューストン”の命日。
今年は旅行で、追悼のカラオケ会は来週なんだよな~とちょっぴり罪悪感を意識しながら
帰りに東京駅の近くの丸善で本を選んでいると、ホイットニーの曲がインストルメンタルで流れてきた。
偶然か。きっとホイットニーは「来週でもいいよ」って返事くれたんだよなぁ~。