院長ブログ

2016.12.04

都会の紅葉

抗アレルギー剤の新しい薬が発売されたので、その講演会に行ってきました。

行動科学を治療に応用している小児科医の先生の話に興味を持ったからです。

薬とはあまり関係なかったりして。
 
心理学の一つとして、精神分析(フロイト、ユング)に対抗する形で発達してきたこの学問を

アメリカに留学して学んできたそうです。

子供が好ましくない行動をとる。その原因は愛着行動が足りないとか精神の分析をしても何の解決にもならないそうです。

行動科学では、子供が親にとって好ましくない行動を取りそれが増強しているときは

その行動を取った後に親や周りが子供にとって好ましいことをしていると考えるそうです。

例えば泣きわめき駄々をこねると、抱っこする・お菓子を与えるなど泣きわめくことで得するから

その好ましくない行動が増強するというように行動を分析するそうです。

じゃあ、好ましくない行動を取った時に”怒る”とか、

嫌がることをやったらその行動が止むか?というとそうではなく、

得することで行動は増強するけれど、損することで減ったりはしないそうな。

今日の話はホンのさわりでしたので、関連本を図書館で探して読んでみようと思いました。

IMG_1444.jpg

会場のホテルは日本庭園があり、もみじの紅葉が見られました。

沼津より寒いので、紅葉がきれいですね。お隣の赤坂御用地のイチョウの黄色も鮮やかでした。

今年も最後の月。もう少し頑張れば、田舎に帰れる。