院長ブログ
2020.05.31
ツバメ2020
今年もマンションにツバメが帰ってきました。
私の階のツバメは例年は割とのんびりさんで6月ごろに来るのですが、
今年は早く4月にはやってきて、5月には巣を完成させていました。
立派な巣を2メートルほど離れたところから見つめるオス。
さて、動物に感情はあるのでしょうか?
最近読んだ本によると、身体が反応したことに合わせて感情が選ばれるらしい。
感情を感じて(変な表現だが)から身体が動くのではなく、その逆ということが書いてあった。
例えば怖いからドキドキするのではなく、
ドキドキした今までの経験と合わせて”怖い”という感情を感じるそうです。
だから身体とそれをつなぐ神経系があるなら感情は生まれているらしい。
そんな難しいこと言わなくたって、動物を飼ったことがある人なら
特に犬を飼ったことある人なら、犬が感情を持っていることを疑わないでしょう。
友人の家のトイプードルは私が撫でるのを止めると、振り返ってジッと見てきます。
「撫でるのを止めないで」と言っている様です。
自分で作った巣を眺めるオスは満足げでした。
メスが卵を温めると、お互い近くにいて会話している時もありましたが、
何も鳴かないで、じっとメスを見上げている時もありました。
この時期はヒナが孵っていないので、私が近づいても逃げたりはしません。
視線を一緒にするようにメスを眺めていると、私の方を見てメスの方を見て、、、
まるで「私の妻は美しいでしょう」と私に自慢しているようだったのに。。。
今年はまだヒナが孵らないうちに、巣が壊され(たぶんカラス)卵も落ちてしまいました。
巣ができたときにも、妻が卵を抱いていたときにも見上げていた同じ場所から
もうない巣と卵を見つめるツバメ。
ツバメに感情がなかったらいいのにな。と思いました。
例年になく立派な巣でした。