院長ブログ

1日２４時間から寝ている時間の８時間と働いている時間の１０時間を引くと６時間残る。
ここから家事などのルーティンの時間を引くと平日に自由になる時間は３時間。
そんな日常で、クリアに５０時間ほどかかるゲームをすると、自分の何が削られるのだろうか？
５５歳になって、何かを新しく始めたならば、何かを失いかねない。。。それでもやれるのか？と言うのがドラクエⅢリメイクが発売される前の偽らざる気持ちだった。
ⅠからⅤまでは学生だったから無限とも思える時間があった。
Ⅵをプレイした研修医時代にはで当直という絶好のつぎ込める場があった。
Ⅶ、Ⅷ、Ⅸの３０代から４０代だってなんとか時間を捻出できた。
開業して初めての７年前のⅪは初めて”きつさ”を実感した。町の人の話やストーリの主軸、枝葉を書き留めていないと、自分がどこにこれから行くかがわからなくないことがしばしば起きた。ゲーム内の痴ほう症状ともいえるだろう。老いをドラクエで知ったのだった。
８０年代からプレイして今は５０代になった、言ってみれば”譜代ファン”をゲーム会社も見捨ててはいなかった。次にやることを画面の上に表示してくれるのだ。勇者とはいえ、たまにはカジノに入り浸る（大体のドラクエにある。今回のドラクエではモンスターバトルロード）。そんなときは「大魔王を倒し！世界を平和に！」という本来の目的を忘れがちになるが、この画面表示があれば「あれっ？次、何やるんだっけ？」が無くなる。
また、大事な会話だと思ったならば記憶するボタンを押せば記憶してくれ、”おもいで”コマンドで思い出すことができる。忘れたかったら”忘れる”ボタンを押せばいいのだ。記憶力があいまいな私のようなプレイヤーにとってはまさに”介護付きゲーム”！。こんなにおぜん立てしてくれているのに、やらずにいられるか！ということで先月からコツコツプレイしている。そもそも５０時間以上もゲームをする体力が私にはあるのか？という点も不安だったが、Switch liteはフル充電でも４時間以内にはバッテリーが枯渇するので休めてちょうどよい。
ちなみに、”新品なのにフル充電で４時間もプレイできないって不良品？”の疑念がぬぐえなかったので、Switch liteを持っている子に聞いてたのですが、真相はわからずじまいでした。だって”そんなに長くゲームやっていると取り上げられるから、わからないよ”と。まあ、それもそうだなぁ。さて、おおよそ１か月間プレイして、画像のように、レベル８０でまだ最後の敵に会えていません。。。

ゲームに費やした７４時間はスマホを触っている時間（半減した）と本を読む時間とそこから考える時間（１冊しか読んでいない）を奪いました。当然ドミノ倒し的にブログを考える時間も減りました。ゲームの中では、もうすぐ冒険の旅が終わります。私は勇者をやめて無事に元の生活に戻れるのでしょうか？久しぶりにブログを書いて、やっぱり元の生活に戻らなければ、と今は思っています。
しかし！多くの躊躇している私の同世代たちよ！ゲームは買ったけどまだ始めていないと言っていた同級生よ！目を覚まして、お城に行こうではないか！